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うちに「まもかあ」がいるんですけど? 

 強面で喧嘩腰だけど、お化けが怖くて涙もろい父。身体は小さいが心は逞しく、常にいきすぎた断舎利を貫く母。身の回りのことは何一つできない二匹の銭亀。そして元同人女の私。そんな家族の騒々しい日常+α。

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Category: 家族ネタ

父のクリスマスツリー 

2012/12/12 Wed.

 12月に入ってから『クリスマスツリーが欲しいよ~』と言い続けていたところ、父がひょっこり日曜市でクリスマスツリー用だと言う木を買って来た。

(2003年01月20日(月)の日記より)

 日曜の朝早くにまだ寝床でまるまっているひなこを庭から大声で呼び起こし(近所迷惑)

父「クリスマスツリーを買って来たから見て~!は~や~くう~っ!!」

と喚いている。

ひ「日曜くらいゆっくり眠らせてよう~」

と庭に面したリビングに下りて行くと、庭のテーブルの上にちょこんと30センチくらいのタケノコの山に幹が生えたようなたいそう貧相な木が鎮座している。

「これ、クリスマスツリーの木じゃないよ…」

「クリスマスツリーだって!日曜市のおじさんが言ってたから間違いない!!」

「毎週いつ行っても『今日はわしの誕生日じゃき大サービスしちゃる!』言うてるようなおじさんでしょ。違うって!だまされてるよ!どっからどうみたってこれもみの木違うやん!この枝ぶりもめっちゃおかしいやん!どこにどうやって飾りぶらさげるのよ?しかもこの木背骨?がS字クランクなってるやんっ!いったいいくらでこの偽モノ掴まされて来たよ!?」

父「クリスマスの木が欲しいって言ったら、これがそうだって言うから…。500円やったよ。…あ…曲がってる…」

ひ「クリスマスツリーはもみの木でしょ。おっちゃんもみの木言うてこの木売り付けてきたん?」

父「いや、なんちゃらゴールドって言いいよった…。せっかっく喜ばしてやろうと思って買って来たのに…」

 餌を食べにひさしぶりに帰って来たのに餌用の器すらなくなっていた時のチャッピーみたいにしょげる父。

ひ「こんな感じのツリーも見たことあるから、できんことはないけど…それにしても貧相な木を売り付けられて来たもんやねえ。」

父「一緒に飾りを買いに行こう!」

ひ「飾りつけしたらそれらしく見えるようになるかもね。」


 2人はぽてぽてと徒歩で近所のFujiへ。


ひ「電球と星と小さいりんごとモールと…雪もいるよ。」

父「雪の綿は家にお父さんのがあるからいいよ。」

 園芸が趣味の父は何年か前から自分用の布団を作る計画をたて、せこせこと綿の木を育て、毎年両手のひら分の綿を収穫しているのだ。

(順調にいっても棺桶に入れる用にすら間に合いそうにはない。)


ひ「きっとお母さんには『また無駄遣いして!』って言われるだろうね。」

父「あの人に言ったって無駄なんよ。情緒いうもんが最初からないんだから。」

ひ「保育園時分に家にあったクリスマスツリーは2回くらい飾ってあったの見たけどどこに行ったん?」

「そんなもん、2年以上家にあるわけないやん。あの人がおるのに…」

ひ「…そうやね…今度のは生きてる木だからもちょっと(家に)いてくれるかもね。」



 Fujiにはたくさんのクリスマス用品が並べられていて、とても楽し気な雰囲気だ。

 ひなこは¥100ショップでたいていのものを揃え(父の小遣いで)、父はツリー用の電球を探している。

ひ「このツリーキレイね!グラスファイバー製で色が変わるんだってほら…」

父「これイイやん!こういうの欲しいよね!」

ひ「まあ…木はあるからほら…」


 ほっとくと貧相な木の存在を忘れて買ってしまいそうな勢いなので、ほどほどにたしなめるひなこ。

(父はおぼっちゃん育ちな為、欲しい物が我慢できない中身子供のまんまな大人だ。)

「え~と、あったあった電球!100mと…」

「いったいどれだけでかい木やねん!!5mでも長いくらいやん!」

父「やっぱりカラーのやつじゃないと面白くないよ!1つだけになってるコレ3mだって。ちょうどいいやん?」

 2人とも立派なツリーを見て回ってるうちに、家に残して来たツリーが丈30cmあるかないかで、また大変貧相な枝振りであったこともすっかり失念してしまっている。 


 帰宅後。その事実に気が付いた2人は沈黙した。

「嫌っ!もうこの木は嫌っ!いらん!!」

ひ「まあまあ、飾り付けしたらそれなりに見えるって…」

 せっかく買ってもらったおもちゃが、友達のおもちゃより小さかったことが気に入らずに、愚図り出す子供のような父をなだめすかし、ちょっとでも見栄えがよくなるように苦心するひなこ。


 …まあ、なんとか見えるようになったものの、父は気に入らないからと

「あのグラスファイバーのを買って来て!!」

ゴネる…。

 私を喜ばせたくて買おうと言い出したクリスマスツリーではなかったのか?


 泣く子と愚図る父にはかなわない為、今度は1人で再びツリーを買いに行くひなこ。

(父は拗ねて動かない)

 やはり、回転しないのとするのとで同じ値段なら回転する方を買うよね!

と回転するグラスファイバー製クリスマスツリー高さ1mを購入して帰ると、父の機嫌は一変した。

 せっせと電球を箱から取り出し、取り付けようとする…そして沈黙。

父「この木…回転するから電球つけれんで。コードが邪魔になる。」

ひ「えっ!?回転止めれんの?」

父「グラスファイバーのスイッチを入れると回るよ…無理」


 父はまた拗ねた…。

 ひなこの父は大変見栄っ張りと言うか…『値切る』ことも『返品する』ということも全くできない大変店側に都合のイイ人間だ。

(値段を聞かずに買い物をして、後で驚くこともしばしば…)

 仕方ないので『値切る』ことも『返品する』ことも『交換してもらう』ことも、あまつさえ『苦情を言う』ことにもまったく抵抗ないひなこが返品しに行くことに…。

 返って来たお金でもちょっと飾りを買い足して帰宅すると母が戻っていた。

 そして…

母「またいらんものに金かけて!!」

と2人してお小言をくらい。

 しかしながら、出来上がったツリーがあまりにキレイで、その夜3人は部屋の電気を消して心行くまでツリーを観賞したのだった。


 翌日。

ひ「あっ!何よこの下品な赤いリボンと変な数珠は!?」

母「お父さんが色が少なくて寂しいからって今日買い足して来たのよ。」

ひ「私がせっかくシルバーとブルーでシックに仕上げてたのに!!なんで余計なことしてくれるのよ!!」

母「まあまあ、お金出したのはお父さんなんだから好きにさしたりや。」

 …私を喜ばせる為のツリーではなかったの…?

 このツリー、クリスマスが過ぎて、年が明けてもリビングでキラキラと輝いておりました…。


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コメント

こんばんは。

いつもながらの、安定のひなこさんっちですね(笑)
でも、ちゃんとクリスマスに、曲がりなりにもツリーを買って来るのだから、
大したお父さんですね。
我が家にはクリスマスを祝おうとするのは妹一人だけなので、
まったくもって、何もありません。
「この年末の忙しい時に・・・」
母の一言でクリスマスは終わります。

ちぃ #- | URL | 2012/12/12 20:40 - edit

Re:ちぃさん

こんにちは。

う~ん…うちは暇人ばかりということになりますね。

暇人ですが!

父は「もうこんな生活嫌!」

と毎日言ってますが、我が家で一番充実した生活を送っているのは父だけです。

さな ひなこ #- | URL | 2012/12/13 15:06 - edit

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