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うちに「まもかあ」がいるんですけど? 

 強面で喧嘩腰だけど、お化けが怖くて涙もろい父。身体は小さいが心は逞しく、常にいきすぎた断舎利を貫く母。身の回りのことは何一つできない二匹の銭亀。そして元同人女の私。そんな家族の騒々しい日常+α。

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Category: 同人体験談

ひなこ梅田で迷子になる! 

2012/12/11 Tue.

 PM2:00 ひなこと同人友のMさんは梅田で迷子になっていた。

(2001年08月25日(土)の日記より)

 午前中順調だったツケがまわってきたのかもしれない…。

 その日ひなこは朝5時半に友人S宅にバイクを止め、6:05発の空港行きリムジンバスをバス停で待っていた。

 バスは15分ほど遅れて来たが、飛行機出発時刻にはずいぶん余裕をみていたので全く問題ではなかった。

 ただ、今回も完徹(3日寝ていないらしい)をし、マックスハイテンションなSのマシンガントークにたえなければならなかった事をのぞけば…。

 バスが走っている最中も、空港で搭乗を待ってる間も、飛行機飛んでる中でも、伊丹で別れるまで(Sは大阪インテックス夏のイベント両日参加だった)彼女はしゃべりとおしてくれた。

(絶対なんかあぶなげな薬やってそうだよ!!)


 伊丹でSと別れた後、ひなこは同人友Mさんと合流し、エキスポランドへ。

 エキスポランドは空いていた。

 どのアトラクションも列ばずに乗れるのだ!

 五月にUSJで何時間も列んだひなこは有頂天になった。

 地元には遊園地がない。

 なので小中高と遠足で遊園地に行くことはまず不可能だった。

 自分でお金を稼ぐようになって初めて満足いくまで遊んだのがエキスポランドである(4年前の夏の大阪C.City)。


M「私遊園地は学生の頃来たきりだから、ジェットコースターとかあんまり乗った事なくて、できたら軽めのやつから慣らしていきたいんだけど…。」

ひ「いいよ。じゃあオロチ(ブランコ状態で乗るジェットコースター。ひなこは三年前来るなりこれに乗り、まだどの乗り物も乗って無いのに一発気分が悪くなった経験がある。しかし気迫でこの後ジェットコースターの梯子をやった。つーかやらされた。一歩でも歩くと吐くよ!!という状態だったにも関わらず大変思いやりのあるハズの兄嫁と友人Aは許してくれなかったのだ。「遊びに連れて行ってあげる。」と言って大阪くんだりまで連れて来て売り子をさせた事を2人とも恨んでいたのかもしれない…。)は風神雷神?(立ったまま乗るジェットコースター)が平気だったらということで。」

 できればオロチにリベンジを!とは思っていたが、睡眠不足のままアレに乗ると酔う事を身を持って知っている為、とりあえず軽めのものからスタートしようと2人は風神雷神を目指す。


ひ「あれが風神雷神よ。テストしてるみたい。」

 残念ながら風神雷神は試運転中だった。

 しかしMさんには幸運だった。

 ひなこの言う軽めのものはMさんにとってはまったく軽くなどなかった事がこの後判明することになるからだ。

 Mさんは水ものは好きだ。

 スプラッシュフォール(落差15mから水面めがけて急降下するウォーターライド。)や急流すべりバックスピンはお気に入りだ。

 しかし、ダイダラザウルス(全長2340mの長距離ジェットコースター前半半分は高低差が激しく、後半半分は急カーブがメイン)はいかんかったらしい。

 ひなこが楽しく笑ってる横で悲鳴がたえなかった。

 どうやら高低差がいかんらしい。

 先に風神雷神乗らなくて正解だった。

 ダイダラでこの疲れようならあれ乗ったらしばらくは動けなかったかもしれない。



 エキスランドを昼過ぎに出て、めざすは梅田のまんだらけ。

 Mさんは梅田にホテルをとっていたので一度荷物をおきに寄る事に。

ひ「ホテルの場所分かる?地図持って来た?」

「ううん。でもたぶん分かる大丈夫だよ。」

 ひなこ一瞬気が遠くなる。

 一度も行った事のないホテルに行くのに地図を持たず場所の把握もしてないけれど 「大丈夫だ」と言いきるMさんをひなこは無条件で信じれる程気は大きくない。

 そういえばSも地図を持ってきたためしがない。

 これはO型の気質なのだろうか。

 いささか神経質なA型(当時はまだA型でした)ひなこは準備体操なしにプールに入る事ができない性格、しっかり地図持参。

 その上あらかじめMさんから聞いておいたホテル名と場所もチェック済み。

 誰か誉めてやって欲しい。



ひ「たぶんそうかなと思ってMさんのホテルもマークしといたよ。」

M「えっホント?有難う!」

 地図は持っている。

 地図上でホテルの位置もチェック済み。

 最後の問題はこの駅のどの出口から出れば一番近いかがよく把握できていない事だった。

 ひなこにとって梅田駅は鬼門である。

 何せ迷わなかった回数の方が少ないのだ。

 5月は迷ってる間に空港行きリムジンバスが出てしまい。

 ひなことSはタクシーで伊丹に行かなければならなくなった…。



M「とりあえずそこからでてみようよ。」

 一応ホームの駅地図をながめながらMさんは言う。

ひ「え?大丈夫なの?」←この手の会話に嫌な過去を思い出す。

「大丈夫大丈夫。」

 とある説によるとO型は原始の血らしい。A,B,AB型にはない野生の何かを持っているのかもしれない。

 Mさんについて行くと阪急百貨店辺りに出た。

ひ「こっからどの道行けばいいのかな。ホテルは曽根崎警察署の前の道を真直ぐ行ったところみたいよ。曽根崎警察署見える?」

M「とりあえずあっちの交差点行ってみようよ。」

 Mさんにうながされ、見なれた交差点へやってくると曽根崎警察署はすぐだった。

 やはりO型には野生の何かが?

 しかし気がつくと、正しく道を進んでいれば見えるはずのない陸橋が見えるのだ。

 もうホテルに着いてもいいくらいには歩いている。

 おかしい…。


ひ「なんかおかしいよ。陸橋なんか地図にのってないもん。ここどこよ?」

M「誰かに聞いた方が早いよ。」


 思い立ったら即実行型なので、近くにあったTSUTAYAに入りお姉さんを捕まえ現在位置を教えてもらう。

 …が、よく分からない。

 お姉さんは『たぶんこの辺なんですよ。』とあやふやなのだ。

 自分が働いてる場所くらいちゃんと把握しとけよ!と思うが行こうとしている場所を把握できずに迷子になってる自分にはそれを攻める資格がないことをひなこはちゃんと分かっている。

 あたりを彷徨うがデタラメに歩き回ると駅に戻る事も難しくなるので大胆には動けない。

 暑くて咽も乾いてきたな。

 とふと見るとローソンが、お茶を購入し(さすがに何も購入せず道だけを教えてもらう度胸と、ずうずうしさは持ち合わせていない。) レジのお姉さんにまた地図を見てもらう。


お姉さん「ここは堂山町ですよ。シャンピアホテルは扇町公園の前だから店を出て右行って、交差点あるから右にまがって進んで行くと病院があるからそこ左に曲がって関西テレビの看板目印に進んで行くと公園に出るからその前で分かると思います。」

ひ&M「はい分かりました。有難うございました。」

(↑2人とも返事はいい。ので自分分かってないが、相手はきっと分かっているとお互い思っていた。すぐにそれは間違いだと気付くが。)


 実はこの時点ではふたりともよく理解はできていなかった。

 何故なら右、左で道を教えられても慣れてないのでよく分からないのだ。

 ひなこの地元もMさんの地元も道案内は全て東西南北で行われているのである。

 自分の身体の向きが重要になる左右での案内ははっきり言って信用ならないのだ。

 お姉さんが信用ならないのではない自分の身体向きが信用ならないのだ。

 かと言って今ここで東西南北で案内されてもどっちが北だか把握できていないから同じなのだが…。

M「とりあえずここ曲がってみよう。」

 これが新潟の友人Kさんのセリフなら絶対同意しないが、野生の何かを多少なりとも信じたいひなこはMさんについていくことにする。

 後で気付いたことだが、道を教える際、地元の人間は小さな道は数に入れない傾向にある。

 しかしながら、道に迷った当人にしてみれば、どんな道も見のがすまい!との意気込みなのだ。

 その道を進んで行くと何故か先細りになって行く。

 これは路地裏というのではなかろうか?

 いやしかしまだ病院も関西テレビの看板も見えていない、ここで曲がってはいけない。

 つき進むベシ!!(ひなこの得意技=根拠のない自信と強い思い込み。)



M「ねえこのへんで曲がった方がよくない?」

ひ「え?でもまだ病院見えてないよ?」

M「でもなんかヤバイよ。このへんで曲がっとかないといけないよ。曲がろうよ!」


 Mさんの野生の血がさわいでいるのだ!!

 ここはアテにならない自分の自信より(←自覚はあるのだ)Mさんの野生の血を(正確には原始の血だ)信じなければ!!
 


 かくして、Mさんの言うとおりに曲がりしばらくすると病院と看板が見えて来たのだ。

 どうやらローソンを出て曲がる道を間違えていたようだ。

 お姉さんの行った道はもう少し行った先の大きな交差点をさしていた。

 Mさんの野性の血は正しくこのことを差していたのだった。

 彷徨うこと1時間半、通常間違わずにすすめば駅から15分程のシャンピアホテルに到着した。

 のちに一本道を間違えた原因が発覚する。

 曽根崎署の次ぎの交差点は地下に一度降りなければならず、地下道におりた際、方角を少し間違い、左側の出口に出たのがいけなかったのだ。

 その時点でひなこは違和感をおぼえみちきさんに「こっちの出口でいいの?」と言った記憶がある。

 Mさんは「大丈夫大丈夫。」と…。



 はたしてO型野生の血はどこまで信用できるのだろうか?


 その後単独ではお互い行った事のないまんだらけに奇跡的に迷わずに辿り着き、多少時間はぎりぎりだったがSとの待ち合わせ場所の難波25番とひなこは念をおしておいた。


 出口にて合流する。

つくなりSは不機嫌だった。

「お前の携帯捨ててしまえっ!!何度ならしてもつながらんような役立たずは必要ないっ!!」

 どうやら何度も携帯に電話かけてくれたらしい。

 Sの携帯は諸事情で使えない為(自業自得だが)連絡はSからしか取れない状況だったのだ。

 おまけに待ち合わせ時間を6時30分(45分だった)だと思い更に早い目に着いてしまっていたSは待ってる間にホントに待ち合わせはここでいいのか?と色々と不安になっていたようだ。

 おまけに携帯は繋がらないし。


ひ「ごめんよ。地下鉄乗ってたから電波とどかんかったんよ。さっき下の改札で待ってたんだけど(25番出口出たところ。と言っておきながら自分自身が改札出たとこと勘違いしてたひなこ)留守録聞いて出てきたのよ。待った?」

S「あたし、店の予約が45分かと思って、先に行ったんじゃないかとか遅れるんじゃないかとか心配したわよ!」

ひ「ごめんよ~。こちら、Mさん。」

 S初めてMさんの存在に気付く。

S「あっ初めまして。どうも~。宜しくお願いします~。」

 
 Sの外面は、見てると恥ずかしくなるほど良い。

 その晩はMさん行き付けの割烹料理屋さんに連れて言ってもらうことになっていた。

 Sもひなこも前回大阪ではハズレをひいているためその店にかける期待は大きい。

 道々さっきまで怒っていたSは急に猫撫で声になる。


S「あのな~。先あやまっとくな~。勘弁してな~。」

ひ「?何よ?なんかしたの?」

S「私がお金払うからさ~。」

ひ「何したんよ!?」

「えへっ。ホテルで有料番組観ちゃった…」

「アダルトかい!!」

「なんでじゃ!バトロワに決まってるやろ!!」


 Sはイベント終わって一旦ホテルに荷物を置きに行ったところ有料番組にバトルロワイヤルが入っている<事を発見し、つい誘惑にまけて観てしまったのだそうだ。

 TUTAYAで借りれば500円ですむところを1500円も払って。



 Mさんに連れて行ってもらった割烹料理屋さんはほんとに美味しかった。

 以前Nさんが絶賛していたなす田楽は秀逸だ。

 ひなこはお酒が飲めない為、酒の味は分からないけれど酒好きのSが美味しいといっぱい飲んでいたのでやはり美味しいのだろう。

 大阪で初めてまともに美味しいものを食べる事ができたひなことSは大満足だ。



 Mさんと別れてホテルに戻る頃にはSは酔っぱらいになっていた。
 
 ホテルは17階だった。

 部屋にたどりつき、鍵を開ける瞬間。

 ひなこは足下が揺れる感覚に襲われた。

 おかしい…。

 そんなに飲んではいないはずなのに。


「S!!地震やっ!揺れた!!」

「はあ?あたしずううっと揺れてるでえ~。」えへらえへら

ひ「?地震ちゃうんかな?とりあえず非常口確認しとこ。(←A型)」


 地震だった。翌朝のニュースでは震度2~3くらいだったのだ。

 被害がないのでまったく問題はなかったが。


S「先お風呂入ってきいや。あたしまたバトロワ観るし、コピ本製本するし~。」

ひ「また観るんかい!!……もう好きにしいや…。耳線持ってきてるから…。」


 その夜Sはバトロワを計3回繰返して観たのだった。

 耳線は持って来ていたものの、人の気配に敏感なひなこはSがふとんに入るまで結局寝られず、翌朝気がつくと到底サークル入場時間を守れるような時間ではなかったのだった…。

「バトロワ憎し!!」

「ひさしぶりにぐっすり眠れたわ。気分爽快や!」

「S許すまじ…!!」



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コメント

梅田は魔境です。
行き倒れている人多数、食い倒れもいなくなりました。
道に倒れて誰かの名を呼び続けた事がありますか~v-342

こんにちは。
迷子です。
福岡では東西南北で、道を教えている人を、見かけた事はありません。
この道をまっすぐ行って、大きい交差点を右に・・・
福岡では十分伝わります。
問題は、大阪だから、ということです。
大阪人は親切なんだけど、途中いらんボケを入れてくるので、
魔境へ一直線です。

ちぃ #- | URL | 2012/12/11 13:49 - edit

Re: ちぃさん

こんにちは。
友人Sが福岡は「修羅の国」と称してました。そうなんですか?
大阪では騙されて予定にないUSJ駅に立ち寄るハメになった過去がありますので良い印象はありません。
あれがボケで通用するのなら突っ込みは犯罪ぎりぎりレベルでしないと笑いはとれないでしょう。
友人Mは岡山県の人なんですが、北に山、南に海といううちとこと同じ地形な為、東西南北で位置確認する風習があるようです。山がある方が北だから分かりやすいんですよ。屋外にいると常に山が見えてますから。
私も県外で東西南北で道を教えられたことがなかったので、Mさんとこが一緒だと聞いた時は、迷子覚悟しました(笑)。二人とも左右には慣れてないってことですから。

さな ひなこ #- | URL | 2012/12/11 17:05 - edit

おはようございますっ!

梅田へは一度だけ地元(三重県の田舎)の友人と出掛けましたが…
結局、駅前でぶらぶらし終わりました(^_^;)
雑誌でみたお店に行く予定だったんですが、
お互い地図すらもたずなめてかかり、このありさまでした(笑)
そんな私はB型です(^_^)友人はO型…。迷子、決定!

うさぎ。 #- | URL | 2012/12/12 10:18 - edit

Re: うさぎさん

うさぎさんB型なんですねv

不思議とブログ始めてから知り合った方ほとんどB型ですよ。
B型ってそんなに多くはないはずですのにね。

梅田は何度行っても迷ってますから…分かりにくいんですよね…。
地図なしで行くなんてチャレンジャーですよ、A型が一人いるだけで違いますよ(笑)。

さな ひなこ #- | URL | 2012/12/12 15:58 - edit

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